野草を楽しむ
グレイスと散歩していたら、紅葉したエノコロ草に目がとまりました。
よく見ると穂先だけでなく茎まで渋い赤茶色に染まっていていい感じなんです。
束ねたくなって周りを見渡してみたら
渋い色の仲間は、三尺バーベナ。
そして反対色の黄緑色のグラスの穂やセイタカアワダチソウの花のつぼみ。
ハサミを持ち合わせていなかったので
手で摘み取って持ち帰り水あげしてから、束ねてみました。
まずは、摘んで来たそれぞれのお花を、テーブルの上に並べます。
不要な葉っぱはすべて取り除き、さっぱりさせます。
これが、束ねる前の下ごしらえ。
そして、1本1本をスパイラルに束ねていきます。
野草は、「野にあるがごとく…」というイメージで
日本ではとらえられがちですが
北欧に行くと、野草は花瓶に、束ねて、ナチュラルに活けてあるんです。
日本では、花を生けるというと、お花屋さんで買ってきたものをいけたり
お庭のお花を飾ったりしていますが、
北欧では野草も区別なく、ナチュラルな花材として楽しんでいるんです。
北欧の展示会で素敵に野草をディスプレイに使っているブースがあって
スタッフの方に聞いてみたら
「来る途中にある道の横にある野草を摘んできたのよ」と言われ、ビックリ。
展示会でも、街のショップやブティックでも、
野草を素敵に飾っているお店が多いことに気づきました。
グレイスと散歩するようになって、
野草の素敵な姿が目に入るようになりました。
今まで何も感じなかったのにね。
グレイス、ありがとう。