『庭育』をテーマに園庭をデザインし
作庭させていただいたくにとう幼稚園では、
庭育のレッスンを定期的に開催しています。

庭育の先生は、スタッフの都築君です。

なかなか先生も板についてきました。
三歳児のキッズ達も楽しそう！

くにとう幼稚園のエントランス。
道路から見たところです。園児たちは毎日ここから幼稚園に入ります。

ウェルカムゲートはアイアンで作りました。
ちょうちょやお花や鳥さんのモチーフをデザインしています。
かわいいでしょ。

ここは「プロムナード」と名付けられていて
送り迎えのときに、お母さんやお父さんと手をつないで
レンガの小径を、幼稚園の玄関まで歩いていきます。
道の両サイドにはハーブやお花が咲き誇っています。

子どもたちは庭育を通して植物の名前や香りを良く知っています。
お母さんたちに、習ったことを歩きながら教えているようです。
「この葉っぱはいい香りでしょ」「今日はこのお花を植えた」と
お迎えに来たお母さんにお話しているそうです。

このレンガは、くにとう幼稚園のために、地元の牟礼で焼いてもらいました。

子どもたちが危なくないように、角を丸くしてもらっています。

プロムナードにはベンチをいくつか作りました。

キッチンガーデンのコーナーもあります。
クラスごとのフレームボックスがあり、子どもたちと一緒に植物を育てています。
ハーブティーにしたり、給食で食べたりしています。

今回作って、子どもたちに大人気なのが、ボルダリングのコーナー。
小さい子は下のほうで、大きな子は上のほうまで・・・

デザインもかわいいでしょ。

これはインセクトホテル。
虫が大好きな子どもたちのために、虫のおうち（マンション）を作りました。

最初提案した時には大反対の声でしたが、
今まで、子どもたちがいちばん好きで、集まっていた場所は、
土があるところ、虫がいっぱい集まっているところです。

ダンゴムシやいろんな虫とみんなで遊んでいました。
思い切って、虫だけが集まる場所を作りました。
新築したばかりなので、入居者募集中です。

虫の世界をみんなで観察してもらいたいのです。

次はシアター。
子どもたちのステージです。

ここで歌ったり、踊ったり。
遊びの中で、自由な発想で使ってもらったらいいなと思います。

キッズキッチンコーナー。
おままごとには必須です。
レストランごっこもよし。いろんなごっこ遊びができます。

ビオトープ。園庭に川が流れています。
これも最初は大反対・・・「危ない」のひとこと。
職員室から見える場所に作らせてもらいました。
いまはここもまた、子どもたちに大人気の場所に。

お庭は、一番身近で安全な自然です。
お庭遊びに必要なのは、五感と自然な発想力だけ。
お庭遊びを通して、感性を養い、優しさや生きていく力、
小さな小さな幸せ感を感じる人になってほしいと思います。